展覧会の構成

 本展は、20世紀へつながる絵画の革新を推し進めた運動のひとつ、「新印象派」に注目し、その誕生からの約20年間の流れを時間軸に沿ってご紹介するものです。
 新印象派の登場は、1886年、最後となる第8回印象派展においてでした。印象派は、揺れる水面や陽光のうつろいなど、自らの目に映る世界を描き出そうとし、それに相応しい様式を作り出しました。新印象派は、その明るい画面を作り出す様式を、最新の光学や色彩理論に基づいて発展させていきます。そして、目に見える世界をそのまま再現することよりも、色彩そのものがもつ表現力へと関心を移していき、20世紀初頭のフォーヴィスム誕生の源泉にもなりました。
 本展では、印象派のモネの作品から始まり、スーラ、シニャックによる新印象派初期の作品、その後フランスやベルギーで次々と生み出された多様な新印象派の作品、さらにマティス、ドランの色彩溢れる作品をご紹介します。
 スーラの描いた静かで小さな点が、マティスのダイナミックで強い色彩の表現へ至るまでの変化の軌跡を、世界各国から集結する約100点でたどります。

1

モネ、スーラ、シニャックからマティスまで― 新印象派の全貌を明らかに!

新印象派の誕生前夜からフォービスムまでの新印象派の歴史が、パノラマのごとく見渡せる展覧会。
年代順に紹介する24人の画家の作品を通して、約20年の流れを追体験できる、新印象派を知る絶好の機会です。

2

世界12ヶ国の美術館・個人コレクションから、多彩な作品が集結!

オルセー美術館、メトロポリタン美術館など世界12ケ国、約60の美術館や個人コレクションから、
新印象派の歴史を彩る約100点が出品されます。

世界12ヶ国の美術館・個人コレクションから、多彩な作品が集結!
3

光と色のドラマにせまる

新しい技法はどのようにして誕生し、広まったのか。
本展では、画家たちの交流や作品の制作秘話などを紹介。
新印象派の光と色をめぐる人間ドラマもお楽しみいただけます。

  • スーラ
  • シニャック
監修者からのメッセージ
大阪と東京で「新印象派-光と色のドラマ」展を開催できることをたいへん嬉しく思っております。
展覧会を準備する中で味わった高揚感を、作品を間近でご覧になる皆様にも感じていただけたら幸いです。
ぜひ会場にいらしてださい!


マリーナ・フェレッティ・ボキヨン
(美術史家、ジヴェルニー印象派美術館副館長、シニャック カタログ・レゾネ編集者)


マリアンヌ・マチュー
(美術史家、マルモッタン・モネ美術館副館長)

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